2012年4月30日月曜日

スーパー戦隊シリーズにおいて、ゴーグルファイブからファイブマンまでメイン脚本...

スーパー戦隊シリーズにおいて、ゴーグルファイブからファイブマンまでメイン脚本を勤めた曽田博久さんはやはり偉大でしょうか?




あなたから見た曽田脚本の戦隊の最高傑作は何ですか?







偉大だと思いますね。

この方がいなければ今のスーパー戦隊の歴史はなかったのではないかと思えるくらい、そんな偉大な先人方のお一人です。



作品としての最高傑作は『バイオマン』~『フラッシュマン』の頃、特に『バイオマン』『チェンジマン』は曽田氏自身も自ら最高傑作と認められるくらい、素晴らしい作品です。

個人的には、曽田脚本の集大成は『ファイブマン』の終盤5話(44~48話)ではないかと思っています。

ビッグガロアンにスーパーファイブロボが破れるという、衝撃的な展開の44話。

そこから再起を図ろうとするファイブマンだが、絶対絶命の危機に陥りそれを救うのが復活したグンサー、そしてバルガイヤーの驚くべき秘密が明かされる45話。

ドルドラとザザが合身銀河闘士となり、ファイブレッドとビリオンは剣士のプライドを賭けて最後の決闘に挑む…そして、グンサーが自らの命と引き換えに伝えた父母の行方が鍵となる46話。

バルガイヤー脱皮のタイムリミット…緊迫した中で展開する、ファイブマン対シュバリエの最終決戦が見所の47話。

遂に復活した銀河超獣バルガイヤーに挑むファイブマン、子供たちの願いを乗せたシドンの花と、ようやく再会できた親子の絆が勝利を呼ぶ、感動の48(最終)話。

やや詰め込みすぎにも見えるかもしれませんが、この一連の流れの盛り上がりは半端ではないです。



9年に渡り、スーパー戦隊シリーズのメインライターを務めた曽田博久氏。

その功績は今なお超える者はいないといえるくらい、偉大です。

「末期の頃はマンネリ化やネタ切れで書くのが辛かった」とも語られていますが、それでも前述の『ファイブマン』終盤のような超展開が書けるくらい、曽田氏は凄い脚本家なのです。

『ファイブマン』終了後は一線を引き、『カクレンジャー』『オーレンジャー』『カーレンジャー』でサブライターとして復帰されましたが、それらも含めれば曽田氏の関わったスーパー戦隊作品は実に17作品に上ります。

現在までのほぼ半数に関わり、正に一時代を築いた方だと思います。








曽田博久さんは偉大です。

最高傑作一本なんて選べません。

出渕裕さんがモンスターデザインをやられてることを知り、それまで馬鹿にしてた戦隊シリーズをダイナマンから気にして、大学入学と同時に「よし!腰を据えて、真面目に戦隊を見るぞ!」と誓った作品が超電子バイオマン。



思い返せば大学の四年間は曽田作品の良い時代を堪能できた期間だったわけです。

曽田博久メインライター作品で一番好きなのは『超新星フラッシュマン』。

幼い頃拉致された子供らが20年後地球に戻り、実験帝国メスの地球侵略から地球を守る為に戦う。

当時は中国残留孤児からヒントを得て創作したとのことですが…。

フラッシュマン五人は異星人傭兵部隊育成の為に拉致された子供であり、なんとなくお隣りの某国が国策としてやった拉致事件を彷彿させます。



フラッシュマン五人は、本当の両親の記憶がなく、地球の平和を守りながら同時に肉親を捜す目的もありました。

しかし、終盤のエピソードはあまりに苛酷。

近年の戦隊がなんとなくヌルイと感じるのは、ぼくらがあの頃曽田作品を見てきたからではないかと思います。

五人はフラッシュ星で長く生活したことが災いし、地球に居ることで体調に異変が表れる現象(反フラッシュ現象)を発症。

地球に長く居られなくなり、その限界ギリギリでメスを壊滅させましたが、両親に会えずに地球を去る外はありませんでした。

特にサラに関しては、時村博士とその親子がほぼ家族であろうことも解っていただけに…。

最終回のエンディングは忘れられません。

サラの、涙を流しながらの笑顔が切ない。



レジェンド大戦のフラッシュマンは、再び戻ってきた彼らだったんでしょうか?

やっぱ、祭だったんですね(涙)。



ちなみに、忘れられないキャラクターはケラオです。

あいつ、イイ奴なんです。

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