2012年5月4日金曜日

スーパー戦隊シリーズに戦隊ロボが出てきた理由は何ですか?

スーパー戦隊シリーズに戦隊ロボが出てきた理由は何ですか?







スーパー戦隊シリーズに巨大ロボが登場するようになったのは「バトルフィーバーJ」からですが、そのキッカケとなったのはバトルフィーバーの一つ前に放送されていた「スパイダーマン(東映版)」です。



スパイダーマンとは言っても、コスチューム以外はハリウッド映画版とはまったくの別物です。最大の違いは何と言っても、スパイダーマンが巨大ロボに乗って戦うという点です。



アメリカの本家スパイダーマンは、本来は巨大ロボに乗るようなヒーローではないのですが、東映は日本でスパイダーマンを映像化する上で、スパイダーマンだけでは玩具会社のスポンサーが満足するようなグッズ展開がやりずらいと考えました。そこで巨大ロボのレオパルドンやスパイダーマン専用マシンGP-7などを登場させ、超合金などのグッズを玩具会社が作りやすいようアレンジを加えたのです。ぶっちゃけ、大人の都合というものです(苦笑)



そしてこのレオパルドンの玩具の売上がとても好調だったので、スパイダーマンの後番組であったバトルフィーバーJにも、バトルフィーバーロボを登場させることになったのです。



そしてバトルフィーバー以降、スーパー戦隊が長寿シリーズとなるにつれ、巨大ロボはシリーズの象徴としても、玩具を売るためにも、なくてはならないものとして定着したのです。








戦隊シリーズは一旦中断しています。



その再開の前に東映はマーベルコミックスと提携して、スパイダーマンを映像化した際に、バンダイの村上さんがそのままだとスパイダーマンのビニール人形ぐらいしか出せないからと、母艦からロボットに変形するメカの登場を提案しました。



幸いにして、これは好評で、バトルフィーバーJは戦隊の再開であると同時に、マーベル路線の第二弾で、マーベルからミスアメリカをチョイスして、あとキャプテンアメリカを基にしたキャプテンジャパン(後のバトルジャパン)を主役にした企画でした、そしてスパイダーマンの路線を継承する意味でロボットを登場させました。



ちなみに、バトルシャークがわれてロボットが出るというギミックは、当時ボーンフリー号の玩具が売れていたので、村上氏曰く対抗したのだそうですが、一説には元ネタはガンダムを搭載したGアーマーではないか、という説もあります。

0 件のコメント:

コメントを投稿